こんな疑問にお答えします。
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退職代行サービスとは
退職代行サービスとは、その名の通り、あなたに代わって退職を代行してくれるサービスのことを言います。
- パワハラ、セクハラなどのハラスメントがひどくて辞めたい
- 人間関係は悪くないけど、今後のキャリアのことを考えると転職したい
- 先輩が引きとめにあうの見てきたから言いづらい
などなど、色んな理由で、自分からはなかなか退職が切り出せないことがあると思います。
代行業者は、この本人では言いづらいことを代行してくれるのです。
もちろん本来であれば、自ら思いを伝え、会社を離れられるのが理想ではあります。
然しながら、前述の様な理由で、悩み・苦しんでいる人が多く、最悪の場合、自殺に繋がってしまっている現状があるのも事実なのです。
退職代行サービスは、そんな悩みを持つ人でも、次のキャリアに向けてスムーズに動き出すことを支援してくれるものです。
終身雇用や老後の生活費に不安が生じた2019年より、急速に需要が伸び、2020年の年末年始休みが明けた直後には、退職代行業者に予約が殺到したことで、非常に話題にもなりました。
【仕事はじめ】「退職代行」1月6日に予約殺到 自衛官からキャバ嬢までhttps://t.co/ikD4rUPMYA
「辞めたい」意思を会社に告げるだけで終わらない退職相談の予約が、10分単位で埋まっているという。中には、忘年会の「宴会芸」強要に限界を感じ、新年会前に退職を決めた人も。
— ライブドアニュース (@livedoornews) January 4, 2020
SNS上の口コミでみる退職代行サービス
実際にSNS上の口コミで、退職代行サービスはどの様に評価されているのでしょうか。
今日は仕事、しんどくて休んでしまいました。朝に電話で、「すみませんが体調不良の為休みます」と言うのも辛かったですが、言えました。夜勤の主任が、「あーはいはい」と。
夕方になって体調はましになりました。しかし休みの電話もこれだけ辛いのだから、退職代行を使う人の気持ちがよくわかります— AKO (@AAkonurse) January 9, 2020
実は私、退職代行サービスを使ったことがあります。依頼して支払いを済ませた後、ほとんどの処理を代わりにやってくれます。自分は退職届を書いて会社の備品とまとめて送って終了。依頼したその日からもう行かなくていいので、おどろきとともに実感がありませんでした(笑)時間と手間をお金で買った。
— 管理者 ハイド (@digital_d_hide) January 8, 2020
本当に余裕がなかったので、禁断の退職代行を使ってしまいました。
そのことについては後日まとめますが、一つの選択肢として使えるなと思いました。社会人としては間違っていたとしても、余計いなことにストレスを感じて潰れるよりかはマシだと思います。— 適当に芋子(Imoko)🍠脱公務員。NEXT→??? (@tktnimnext) January 10, 2020
退職代行サービス利用者が増えてるってニュース観てると
「本人の口から直接言わないなんて」って意見必ずあるけど、
私は正直
「あの時、これ利用すれば良かったかしら…」と思ったわ。
ブラック会社から自力で抜けるの、本当に大変なのよね。— はらぺこのみ (@harapeconomi) January 7, 2020
退職代行サービスを実際に使ってみた人や、ご自身の経験から使うのはありだと思った人の意見を拾ってみました。
こうして見てみると、あらためて辞めづらさを感じている人がいるのがわかりますし、代行業者が選択肢として有効となっていることがわかります。
もちろん否定的な意見もあり、自分で言えないのはどうなんだとか、退職代行にお金を払うのはどうなんだ、というものが見られました。
業者を使わずに済めば一番いいのでしょうけれど、単純に利用者の心の弱さという問題だけではありません。お金を払ってでも本人からは辞めづらくしている職場環境がある、というところにも目を向けるべきと感じます。
*本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。
退職代行のメリット・デメリット
退職代行サービスは、必要としている人にとってメリットが多いように思いますが、デメリットなどはないのでしょうか。
ここでメリット・デメリットを見ていきます。
メリット
- 言いづらいことを自分で言わずに済む
- やりとりに時間を掛けずに済む
- 精神的なストレスが避けられる
デメリット
- お金の支払いが発生する
- 印象が悪くなる
- 法律が関わる業務は代行できない場合もある
主なところはこの辺りですね。一つずつ見ていきましょう。
退職代行サービス3つのメリット
退職代行サービスを利用する際の、3つのメリットをご紹介します。
1:言いづらいことを言わずに済む
退職したくても、なかなか言い出せない職場環境にさらされている方もいることでしょう。
自分では難しいことでも、代わりに伝えてもらえることが退職代行サービスの基本ですね。
2:やりとりに時間を掛けずに済む
退職を伝えても、職場で引きとめにあうことがあります。
退職理由や事情は様々なので、もしかしたら職場内で話すことで、残る選択も生まれるかもしれません。
一方で、話をしてみても状況が変わらず、不必要に時間だけ先延ばしにされたという声も聞きます。
身近な先輩が退職した場面でそういったケースを見ていると、不安にもなりますね。
退職代行サービスを利用すると、不要なやりとりが無くなる分、スムーズになるでしょう。
3:精神的なストレスが避けられる
退職代行サービスを検討される方は、職場でストレスになる事象が生じていることが多いです。
そんな中で退職を告げると、退職までの間のわずかな時間であっても、非常に会社に居づらいと言います。
中にはいじめや嫌がらせを受けた方もいらっしゃるようです。
こういったストレスが避けられる点もメリットの一つです。
退職代行サービス3つのデメリット
退職代行サービスを利用する際の、3つのデメリットをご紹介します。
1:お金の支払いが発生
これは代行会社に依頼する訳なので当然ですね。
問題は費用を払ってでもお願いするのが、自分にとって得なのかどうかです。
代行会社は少しづつ増えていますが、おおむね3〜5万円の料金設定が多いです。
この費用を高いと思うかどうかです。
人によって、5万円払うくらいなら自分で伝えようと思う人もいれば、5万円で面倒なこと全て代行してもらえるなら安いと思う人もいます。それこそ言えずに悩んで相当苦しんでいる人にとっては、妥当な金額と捉える人も多いでしょう。
尚、退職代行はアルバイトの人も対象としており、その場合の相場はもう少し安く提供されています。
2:印象が悪くなる
ここ最近話題になっているとは言え、まだまだ一般化されていません。
たいていの場合は、代行会社を使って退職したということが知られれば、あなたの印象は悪くなることが考えられます。
そのため、そんなことが気にならないくらい大変な職場環境にさらされている人に向いていると言えます。
職場の人からあなたの印象が悪くなろうが、精神的ストレスで苦しんだり、鬱になってしまっては、元も子もないのです。
3:交渉は代行できない場合もある
代行会社は様々あり、弁護士事務所もしくは、弁護士と契約して弁護士が対応する形でサービスを運営しているかがポイントになってきます。
というのも、法律が関わる代行業務は、弁護士でない者が好き勝手に実施してはならないのです。
弁護士が対応する退職代行サービスであれば、未払い残業代や有給、退職金などの請求についてもスムーズに対応してもらえます。
それが弁護士が対応していない業者では、違法行為となるものが発生し、スムーズな対応が期待できません。
交渉事をお願いする場合は、弁護士が対応する退職代行サービスを利用しましょう。
弁護士と提携していても、実際の対応は無資格者が行っていたとしたら、それも違法行為となります。(これを非弁行為と言います。)
利用者の増加とともに、退職代行サービスでトラブルにあうケースも発生しているので、業者を選ぶ際には注意しましょう。
退職代行はどんな人が利用してるの?
ここまででもいくつか触れた要素はありますが、あらためて利用している人や利用が向いている人の特徴を挙げてみます。
- パワハラ、セクハラなどが横行している
- 残業が多く身体に限界を感じている
- 精神的、肉体的な苦痛がひどい
- 職場の人間関係に未練はない
- 引き留めにあって話すのも嫌だ
- 人間関係は悪くないが辞めてチャレンジしたいことがある
- 数万円払っても代行してもらうことに価値を感じる
他人からの印象が悪くなるといっても、無理して鬱になったり自殺するよりよっぽどいいです。選択肢として、素直に捉えてみるのがよいでしょう。
まとめ
ポイントを整理します。
退職代行サービスは、否定的な意見もありますが、若い人ほどスムーズに受け入れているようです。
心が疲弊し、限られた人生の時間を無駄に浪費するよりも、退職代行サービスへ相談しましょう。
最後に、おすすめの退職代行サービスをご紹介します。
厳選!退職代行サービス|おすすめ3選
1:退職代行Jobs(ジョブズ)
2:退職代行EXIT(イグジット)
3:弁護士法人みやびの退職代行
尚、退職後の生活費に不安を感じる人は、失業保険もあるので受給条件を満たしているか確認してみましょう。
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