子育て

【パパママ育休プラス】うちのパパにも給付金?【申請手続きと条件】

10月 25, 2019

  • パパママ育休プラス制度ってなに?
  • 育休でパパにも給付金が出るの??
  • 申請手続きとか条件はどうしたらもらえるの?

こんな疑問に回答していきます。

パパママ育休プラス制度とは

パパママ育休プラス制度とは、「育児休業給付金」の給付期間を、延長してもらえる制度のことです。

この制度を上手く活用することで、ママの負担を減らし、パパも育児に関わりやすくなります。

パパの取れる休みが短い期間だったとしても、一緒に育児に取り組んでもらうことで、その後の子育てへの関わり方・考え方にもプラスに影響します。ぜひ制度を理解して、育児休業について夫婦で話し合ってください。

ちなみに育児休業給付金は、会社に勤めていた方が、育児のため仕事を休む一定の期間に所得保障をするための制度です。

詳しくは育児休業給付金の記事も参考にしてください。

関連記事5分でわかる育児休業給付金|受給金額の計算や支給日【期間延長も】

対象者(条件)|誰がもらえるの?

ママとパパの両方が、育児休業をとられる家庭が対象となります。

以下、詳しく見ていきます。

3つの条件を満たす必要があります。

  • 1歳に満たない子に係る育児休業給付金の条件を満たしていること
  • 育児休業開始予定日とされた日が、子の1歳に達する日の翌日以前であること
  • 育児休業開始予定日とされた日が、配偶者がしている育児休業に係る育児休業期間の初日以後であること

わかりづらいですね。。。

前提として、「育児休業給付金」の期間延長制度なので、育児休業給付金の支給条件を満たしている必要があります。

その上で、お子さんが1歳の誕生日を迎える前に、育児休業を開始する方が対象となります。

そして、「配偶者がしている育児休業に係る育児休業期間の初日以後であること」、これを例えば、配偶者をママに置き換えましょう。

ママが育児休業を先に取得していて、その後パパが子どもの1歳の誕生日前までに、育児休業を取得すること、と捉えるとだいぶスッキリしましたね。

受給金額|いくらもらえるの?

育児休業給付金の内容と同じになります。

子どもが生まれてからの半年(180日間)までは、休業前の給与の「100分の67」、それ以降は「100分の50」の金額となります。

こちらを日額で計算して支給されます。

支給ルールはパパもママも同じです。

支給延長期間|いつまでもらえるの?

延長される期間は2ヶ月です。

正確には、育児休業給付金の原則が、子が1歳に達するまでなのに対し、子が1歳2ヶ月に達する日の前日まで、に延長されます。

但し、パパとママのそれぞれが休業できる期間は、子が1歳2ヶ月に達する日の前日までに、最長で「1年間」です。

パパとママがそろって1年2ヶ月の間、休業できるわけではないので注意してください。

参考

育児休業給付金」の記事でも触れていますが、保育所に入れなかったり、パパが病気や怪我になってしまった場合などは、今回の延長期間を超えての延長も認められています。

受給方法(申請手続き)|どうやったらもらえるの?

事業主もしくは本人が、事業所の所在地を管轄する公共職業安定所長(ハローワーク)に必要書類を提出する必要があります。

会社の人事に、手続きをしてもらえるのか、自分で対応する必要があるのかを確認した方がいいですね。

育児休業を取得する1ヶ月前までには申請しましょう。

申請には期限があるため、1ヶ月前までに申請しなければいけません。

必要なもの

  • 住民票の写しなど、育児休業給付金の支給対象者の配偶者であることを確認できる書類
  • 配偶者が会社から交付された「育児休業取扱通知書」の写しなど、配偶者が育児休業を取得していると確認できる書類(配偶者の雇用保険被保険者番号がわかる場合は省略可能)
育児休業給付金の支給対象者を「ママ」とし、配偶者を「パパ」と読み替えると理解しやすくなりますよ。

受給日(受給時期)|いつもらえるの?

2ヶ月ごとに支給されるので、お金をもらえるのは休業取得後2〜3ヶ月後になる、と思っておいてください。

よくある疑問 Q&A

Q.専業主婦です。私のパパは取得できませんか?

A.いいえ、取得できます!

この制度は、ママが専業主婦でも、雇用保険に加入しているパパであれば対象となります。

実は以前はダメだったのですが、2010年6月30日に法改正があり、どんなパパでも育休を取得できるようになったのです。

Q.パパの会社には育児休業規定が無い様なので、取得できないですよね?

A.いいえ、取得できます!

会社の規定に関わらず、法で定めれているものなので条件を満たせば取得することができますし、休業中の給付金も出ます。

みんなの活用例

パパママ育休プラスを取得した方の活用例をご紹介します。

先輩パパ・ママの例を参考に、自分たちの取得タイミングを考えてみましょう。

会社員のぞみさん

私は子どもが1歳になるまで休業を取得しました。

パパは仕事が大変そうだったけど、私の体力が落ちた産後の1ヶ月と、子どもが1歳を迎える頃から1歳2ヶ月までを私と交代で取得してくれました。

産後1ヶ月の時に、二人で一緒にできたのはよかったです。ミルクや沐浴など覚えてもらったので、その後の役割分担もスムーズでした。

(産後8週以内のパパの育児休業取得であれば、2回に分けて取得することができます。)

会社員ゆみさん

私も子どもが1歳になるまで休業を取得しました。

パパは育児に積極的で、産後1ヶ月と、子どもが1歳を迎える少し前から1歳2ヶ月までを休んでくれました。

一緒に休んだ期間にいろいろ覚えてもらえたので、一人になってからも安心して子どもを任せることができました。笑

派遣社員まゆさん

私は専業主婦ですが、パパがこの制度を使って休みをとってくれて、産後から少し落ち着くまで、2ヶ月ほど一緒に育児を行うことができました。

理由もわからず泣き叫ぶ我が子を見ていると、一人では受け止めきれなかったと思ってしまうこともあります。

慣れるまでパパが一緒にいてくれたことは大きかったですね。

まとめ

ポイントを整理します。

  • 1歳2ヶ月に達するまで「最大1年間」取得できる
  • 育休中は給付金が出る
  • 2回に分けて、取得することもできる

パパ・ママの状況に合わせて、休業の取り方を選択することができます。

お互いに話し合って、是非、パパにも積極的に育児に関わってもらえたらと思います。

パパもこれでお休みが取りやすくなるね!
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Shahot編集部 【監修】鈴木社会保険労務士事務所

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